2017-04-25から1日間の記事一覧

アメリカ・リベラル派の苦悩

これも眠ってましたな。同じく2013年9月です。 アメリカ・リベラル派の苦悩(9月13日) 今朝の朝日新聞にジョン・アイケンベリー氏のインタビューが載っている[i]。プリンストン大学の国際政治学の教授であるが、いわゆるリベラル派でありながら現実主義の立…

解釈改憲の技術的限界―集団的自衛権に関する山本最高裁判事発言の本当の破壊力―

内閣法制局関連で、最高裁の山本庸幸判事の就任記者会見の発言に触れたが、その発言についても眠っている原稿がある。2013年8月時点では必要であったが、公表する時期を失してしまっている。ついでなので、自分自身の問題意識を確認する意味もあるのでそのま…

内閣法制局という組織(3) 内閣法制局の法案チェック機能の政治的意味

内閣法制局によるチェックを経た内閣提出法案だからといって、政策的に重要なものばかりとは限らない。中央省庁の局長クラスにとって、自らの所掌事務に政治的に注目を集める問題がないことも多い。官僚は公務員であり、厳格な身分保障があると考えられてい…

内閣法制局という組織(2) 内閣法制局の実態

内閣法制局という組織(2) 内閣法制局の実態 霞が関の中央官庁に就職した役人にとって、法案作成は、予算獲得や組織の維持拡大と並ぶ重要な仕事である。憲法には「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」(41条)と書いてあるからと…

内閣法制局という組織(1) 法案作成過程における内閣法制局の役割が注目されるわけ

書いておいても、発表の機会のないままに古くなってしまう原稿がある。内閣法制局の政治的意味についてまとめていたが、発表の機会がなかったので少々手直しの上、ここに掲載しておく。 最近、内閣法制局という組織が注目されている。集団的自衛権行使容認へ…

電波芸者の質を上げたい!

学識経験者としてマスコミにコメントを求められることがある。テレビの情報番組を見ていて間違った認識に基づいてたり、不正確なコメントを見るたびに「俺にいわせろ!」と思っているので、喜んでお引き受けしている。 でも、やってみるとこれがなかなか難し…